06-3-Nさんのやらかし発見

(総評)

滑って泳いでいるように感じているかもしれませんが、実態は手で水をかいて進んでいます。

入水する手の勢いが推進力として貢献していないので、非常にもったいない状態です。

「手でかいて進む」のではなく、「推進力を瞬間的に加えて後は滑る」というようにクロールの概念を変えることが大切です。

さらに現在より圧倒的にラクに泳げるようになるポイントがあります。

それは水中の手の動かし方です。


現在は「手に最初に力を入れて」水をかいています。

最初に力を入れるために、無意識に肘を曲げて水をかくための準備をしています。

それから力を入れて一気に手を後ろに伸ばしています。

ところが水の抵抗は速度の二乗に比例するため、動いていない手が受ける水の抵抗はほとんどありません。

従ってその状態で力を入れても、水を押すことにつながらないのです。


水中で水を効率良く押すためには、まずリラックスした状態から始めて、手が動き始めるのに合わせて急速に増える水の抵抗に逆らうようにして、力を入れて手を加速し続ける必要があります。

このためには、「手のひら」を使うのではなく、「肘」を素早く伸ばすことで水を後方に押し出すようにします。


また最初の時点では、肘を曲げて待つのではなく、肘を素早く曲げて手のひらと前腕に水を当てた状態を作ります。

こうすることでより多くの水を後方に運んで、推進力を増やすことができます。