04-6-Iさんのやらかし発見

Iさんのケース

総評

姿勢が安定していて静かに泳いでいますが、「手でかいて前に進む」「足で水を蹴って滑る」意識で手足を動かしています。

これは、「手でかかないと前に進まない」「足で蹴らないと前に進まない」という考え方も同時に生み出します。

その考えはスピードアップするときや距離を延ばすときに、「手でさらにかく」「足でさらに蹴る」として手足を動かすことになり、結果として長続きせずに泳ぎの劣化につながります。

つまり、「手でかいて進む」「足で蹴って滑る」という考え方自体を変えないと、長距離を速く泳ぎ続けることはできないのです。

それではどのようにすればよいでしょうか。


まず「滑る」ための推進力を、キックではなく両手の動きに求めます。

水中の手を支えにしながら水上の手を素早く前に伸ばして体重を前にかけることで、滑るための推進力を作ります。

そして体重を前にかけ続けることで、滑る時間を確保します。

キックについては、水を下に押して足の位置を上げることを主目的とします。こうすることで蹴り幅を現在の半分以下に抑えることができます。

また水中の手については、「入水する手を水中で伸ばすときの支えにする」プルのフェーズと、「水を後ろに放ってからだを前に滑らせる」プッシュのフェーズに分けて動きを作ります。

このように目的に合わせて動きを作り、結果としてメリハリのある泳ぎにすることで、ラクに長く速く泳げるようにします。