04-7-Jさんのやらかし発見

Jさんのケース

総評

両手を前に揃えてから片方の手で水をかくという、キャッチアップの泳ぎ方をしています。

息継ぎをする側だけキャッチアップが発生するので、両手を前に揃えてから片方の手を動かすという命令にしているというよりは、息継ぎで頭を上げるために手の動きに集中したいという意識が、キャッチアップを招いているのでしょう。

キャッチアップ・クロールは、

  • 両手を前に揃えたときに、下半身が沈む。
  • 手のかきに依存した泳ぎなので、手が疲れる。
  • 手のかきの前半は水を下に押す動きなので、推進力が得られず頭が上がって下半身が下がる。

などの問題があり、初心者であっても勧めません。

それではどのようにすればよいのでしょうか。


まず息継ぎについて、「頭を回して口を水上に出す」動きにします。

頭を上げるのではなく回すのであれば、入水する手を伸ばしたときのからだの回転が使えます。

水中で肘を伸ばしたときに口が水上に出るように、頭とからだを一緒に回します。

次に両手の動きについては、「水中の手を支えにして入水した手を伸ばす」という命令に変えます。

息継ぎ直後についても同様で、水中の手を勝手に動かすのではなく、水上の手が入水する直前までは水中の手を前に伸ばしたままにして、入水する手の支えにする準備をします。


このように両手の動きで加速できるようになったら、

  • からだの回転角を抑えて、下半身が上がるまで胸に体重をかける。
  • 胸で体重を前にかけることのできるまで、手を伸ばす位置を下げる。

などを行って、さらに伸びる泳ぎにします。