泳ぎ込む
泳ぎ込む
→速く泳ぐための「技術」ではない
泳ぎ込む、つまりたくさん泳ぐということで、持久力は上がるかもしれません。
持久力が上がることで、長距離においてはスピードアップも期待できるかもしれません。
しかし速く泳ぐことを「技術」として捉えると、泳ぎ込むというのはこの技術を習得するためのものではありませんね。
なぜなら速く泳ぐために具体的に何をするのか、ということが泳ぎ込む練習には含まれないからです。
特にインターバル練習と言われる、泳ぐ時間と休憩時間を決めるだけの繰り返し練習は、タイムという結果だけを求めるだけのものであり、どのようにしてそのタイムに至るかということは問いません。
つまり脳はからだに対して「速く泳げ」という命令を出しますが、具体論を提示しないことになります。
会社だったらそんな上司はいやですよね。
できる上司だったら、結果を求めるためのやり方について部下に詳しく説明して、部下がそのやり方を習得したかを確認しますよね。
速く泳ぐための技術を磨くことが、練習の本質です。