イントロダクション
25mを泳ぐための技術
4種目のなかでもっともエネルギーを使うバタフライは、効率をカイゼンすることで泳ぐ距離を伸ばすことができます。
まず前後のバランスがとれた姿勢をつくり、水の抵抗を減らします。
次に体重を前に乗せることでからだを沈め、浮き上がりに合わせて手を動かします。
50mを泳ぐための技術
バタフライの息継ぎは、からだの浮き上がりに合わせて頭を水面から出します。
このとき手で水を後ろに押すことで、息継ぎをしながら前に進むことができます。
からだの浮き沈みと手の動かし方について、ここでは段階に分けて練習します。
100mを泳ぐための技術
手や足だけでなく、からだ全体を使うことで、よりラクに、長い距離が泳げるようになります。
手の動作とキックのタイミングを合わせるために、まず片手のドリルで練習し、両手の割合を増やしていきます。
また、手を水上で運ぶリカバリーで推進力を増やすための技術を磨きます。
200mを泳ぐための技術
最後の200mでは、ラクに、速く泳ぐためのリズムを身につけます。
また様々な種類の練習を行うことで、回復力や持続力といった持久力を身につけ、200mをラクに泳げるようにします。
どの距離においても共通なアプローチとして、
(1) ベストフォームを作り、目標の半分の距離で維持
まずドリル練習でベストなフォームを作ったら、バタフライの練習により、目標の半分の距離でそのフォームが維持できるようにします。
(2) ラクに泳げるようになったら75%の距離に挑戦
次にその距離がラクに、気持ち良く泳げるようになったら、目標の75%の距離に挑戦します。
(3) ラクに泳げるようになったら目標の距離に挑戦
さらにその距離がラクに泳げるようになったら、目標の距離に挑戦します。
(4) うまくいかないときはドリルに戻る
距離を伸ばしてうまくいかないと感じたら、取り組む技術を決めて、ドリル練習で磨きます。