オープンターン概要
オープンターンは、壁にタッチをしたら後ろ向きに半回転して方向を変えます。
片方の手は水中、もう片方の手は水上で後ろに送り出し、最後に水中で合わせてから壁を蹴ります。
オープンターンの動作は大きく3つの段階に分けることができます。
アプローチでは、スピードが最大になったフラットな姿勢で、両手で同時に壁にタッチします。
次のターンでは、抵抗の少ない姿勢のまま手や足を素早く動かすことで体を回します。
最後のプッシュオフは、スイムの中で最もスピードが出る瞬間です。
なお平泳ぎでは水中でひとかきひとけりするプルアウトが認められています。
バタフライのオープンターンは平泳ぎと同じです。
両手で壁をタッチしたら後ろ向きにからだを回し、水中で手を合わせて壁を蹴ります。
クロールのオープンターンは片手でタッチします。
オープンターンにおいて大切な、三つの原則を説明しましょう。
小さく回る
まず、小さく回ることです。
手足を折り畳み、頭を上げないようにして、できるだけ小さい円の中にとどまるようにします。
小さく回ることで回転のスピードが上がり、またラクにターンができるようになります。
スピードイン=スピードアウト
スピードイン・イコール・スピードアウトは、ターンの後のスピードはターンの前に決まることを意味します。
速いターンを行うために、壁にタッチするときの速度が最大になるようにストロークを調整します。
ゆっくり、そして速く
それぞれの動作は、まずゆっくりしたスピードで確実に行えるようにします。
次に少しスピードを上げ、正しく動作ができているか確認してできていれば更にスピードを上げていきます。