カイゼン・リカバリー イントロダクション
水上で手を前に運ぶ動作を、リカバリーと呼びます。
リラックスして無駄な動きのないリカバリーは、美しいクロールに欠かせません。
リカバリーをカイゼンすることで、泳ぎの効率が上がってラクに長く泳げるようになります。
リカバリーの動作
(初動作)最初に、手を水上に出します。
わきを開いて、肘をからだの横に動かします。
(本動作)次に、手をスイングして前に運びます。
手を上腕で支えて、肘の角度を保ちます。
(終動作)最後に、スイッチポイントで入水の形を作ります。
正しい場所に正しい形で入水できるように、手の運び方を調整します。
スイッチの推進力を増やすために、入水する前に肘を高くします。
リカバリーの技術習得ステップ
姿勢を安定させる
水中の斜め姿勢が安定することで、リカバリーの手をリラックスすることができます。
スイッチ姿勢が安定することで、スイッチによる推進力を増やすことができます。
ラクに手を動かす
肩の可動域を越えないようにして手を動かします。
手を上腕で支えて、肘から先をリラックスします。
手の動きや形をコントロールする
肘を曲げたままスイングします。
スイッチポイントでは、水面に対して斜めの角度を作ります。
リカバリーの高度な技術
肘をせり上げる
肘の位置を徐々に上げて、入水直前で最も高い位置に運びます。
フィニッシュとつなげる
フィニッシュで得られる水の反動を使って、リカバリーの勢いを作ります。
水中の手を助走する
体重を前にかけて、水中の手を動かしながらスイッチすることで加速します。