D11010-両手前グライド
動作概要
両手を水中で前に伸ばして、倒れながらプールの底を蹴ってグライドします。
目的
リカバリーの姿勢を安定させるために、伸ばした手を支えにして体重を前にかけます。
動作のステップ
1) 両手を前に伸ばします。
2) 伸ばす手の方向を、肩よりも手のひら一つ分だけ外側にします。
3) 水面から手を15 cm下げます。
4) 体重を前にかけて倒れます。
5) かかとを上げながらひざを曲げて、からだと顔を沈めます。
6) 足のすねがプールの底に平行になるまでひざを曲げて、からだを傾けます。
7) プールの底を足で斜め後ろに押しながら、ひざを素早く伸ばします。
8) 水面と平行にからだを動かします。
9) キックはしないで、足を軽く閉じます。
10) ひざを引き寄せて立ちます。
チェックポイント
肘を伸ばして手を支えにする
肘を伸ばすと、手をからだの支えにすることができます。
肘が伸びていることを確かめてから、傾きます。
わきの下を伸ばす
わきの下を伸ばしながら前に傾いて、水面と手の距離を15 cmで一定にします。
胸に体重をかける
胸に体重をかけて、下半身を浮かせます。
頭頂部を前に向ける
水中では真下を見ることで、頭頂部を前に向けます。
あごと首の間隔を、立った姿勢と同じにすると頭頂部が前を向きます。
伸ばす手の位置を保つ
肩よりも手のひら一つ分だけ外側に手を伸ばして、肩、肘、手首の順番に手を下げます。
両足を閉じる
水の抵抗を減らすために、足を軽く閉じます。
足の付け根を締めて両足を引き寄せると、足が閉じやすくなります。