ドライランド・リハーサル イントロダクション
クロールの正しい姿勢や動作を、陸上で練習して覚えます。
ドライランド・リハーサルの種類
ドライランド・リハーサルには、想定する水面の方向によって2つの種類があります。
立位
立位のリハーサルは、立った姿勢で行います。
水面は壁や鏡と平行です。
からだの斜め姿勢や回転動作を意識した、手の水上動作や息継ぎの練習に使います。
腰から後ろの手の動きを練習するときにも使います。
前屈姿勢
前屈姿勢のリハーサルは、前に屈んだ姿勢で行います。
水面は床と平行です。
水中で横になった姿勢に近いので、斜め姿勢の切り替え練習に使います。
姿勢が立っていると、肩の可動域が変わって手の水上動作が正しくできなくなります。
背中をできるだけ寝かせます。
クロールの学習ステップ
カンタンレベルでは、グライド姿勢、スイッチ姿勢、スイッチ動作、そしてリカバリー動作を練習します。
グライド姿勢
片方の手を前に伸ばした斜め姿勢を、クロールのグライド姿勢と呼びます。
水の抵抗の少ないグライド姿勢を長い時間保つことで、クロールがラクに泳げます。
スイッチ姿勢
水上の手を入水する直前の姿勢を、スイッチ姿勢と呼びます。
手を入水する場所をスイッチポイントと呼びます。
スイッチ動作
水上の手を入水すると同時に水中の手を動かして、斜め姿勢を切り替えることをスイッチ動作と呼びます。
クロールではスイッチ動作で推進力が得られます。
リカバリー動作
水上で手を後ろから前に運ぶ動作を、リカバリー動作と呼びます。
肩の可動域を越えないリカバリー動作で、クロールがラクに泳げます。